経営指標への展開 ・ 構想デモ
経営レーダー
IT資産を整理して作ったデータ基盤を、経営判断に使う指標につないだら何が見えるかを、先に形にしたものです。完成品ではなく、実データにも接続していません。どの指標を並べるかは、経営企画部門とDX部門で相談して決めます。
IT資産の可視化から経営指標へ
まずIT資産を可視化し、無駄とリスクを見つけ、廃止・統合・自動化を進めます。そのうえで経営情報をつなぎ、 判断を速くします。この画面は最後の段階にあたります。IT資産の側の現在地は 経営ダッシュボード と システムの実態(連携と構造) で確認できます。
運転系
事業のいま
毎日から毎週の間隔で見たい指標です。指標ごとに、どこから取る情報かと、経営に届くまでにかかる時間を書いています
- データ
- 合成
受注残高
順調68.4億円
前年同月 67.0 億円
2026年7月末
前年同月比 +2.1%。テキスタイルの引合いが牽引
在庫回転日数
注視118日
社内基準 100日
2026年7月
滞留在庫が増加。シーズン落ちの品番が残っている
売上総利益率
注視18.6%
計画 19.5%
2026年7月(速報)
諸掛の按分が月次にしか反映されないため、速報値は誤差を含む
為替の影響額
要対応−1.2億円
対計画(年度累計)
2026年4〜7月
予約でカバーできていない持ち高が輸入側に残っている
納期遵守率
注視92.4%
社内基準 95%
2026年7月
協力工場からの進捗が週次でしか届かず、遅れの把握が後追いになっている
セグメント
主要事業別の業績
マテリアル・テキスタイル・ガーメント/雑貨・リテールの収益と利益率です。得意先との守秘に関わる情報があるため、共有してよい粒度で並べています
- データ
- 合成
| 事業 | 収益(億円) | 利益率 | 前年同期比 | 状況 |
|---|---|---|---|---|
| マテリアル | 120 | 5.2% | +1.4% | 原料市況の変動を受けやすく、利幅が読みにくい |
| テキスタイル | 430 | 11.8% | +3.6% | 海外ハイブランド向けが伸長。1メートル単位の即納が効いている |
| ガーメント・雑貨 | 280 | 9.4% | -1.8% | サンプル費用と生産の遅れが利益率を圧迫 |
| リテール | 84 | 4.1% | +6.2% | 直営店とECが伸長。在庫の持ち方が課題 |
期間は2026年度の第1四半期です(合成データ)。単位は、収益が億円、利益率と前年同期比が%です。
目標との差
経営計画に対する進捗
中期計画の主な目標に対して、いまどこまで進んでいるかです
- データ
- 合成
サステナブル素材の比率
目標 取扱高の 40% ・ 2030年度
52%
進捗率は目標に対する達成度(合成)
海外売上比率
目標 売上高の 50% ・ 2028年度
68%
進捗率は目標に対する達成度(合成)
DX投資の実行
目標 中期計画の投資枠 ・ 2027年度
38%
進捗率は目標に対する達成度(合成)
IT保守コストの削減
目標 年間 △15% ・ 2028年度
22%
進捗率は目標に対する達成度(合成)
リスク台帳
主要リスクと対応状況
経営が把握しておくべきリスクと、いま誰が何をしているかです
- データ
- 合成
為替の急変動
予約方針を見直し、品番別の採算を見る頻度を上げている
経営企画部要対応原料市況(綿・ウール)の変動
調達先の分散と、価格改定を反映するサイクルの短縮を検討
マテリアル事業部注視協力工場の生産キャパシティ
中国・ASEANの生産枠を分散し、代替工場を確保
生産管理部注視基幹システムの要員リスク(希少スキル依存)
モダナイゼーション・ロードマップに沿って移行を推進
品番の改番に伴うデータの不整合
影響範囲を依存グラフで特定し、改修計画を策定
情報の遅れ
経営報告とIRに必要な情報が揃うまでの時間
経営判断が遅れる原因は、判断そのものより、情報が揃うまでの時間にあります
- データ
- 合成
最長の報告リードタイム
合成データ20営業日/ 4報告中の最長
2026年度 実績(合成)
IR四半期開示。締めから提出までが最も長い
最大の短縮余地
合成データ8営業日/ 4報告中の最大
自動連携後の想定(合成)
IR四半期開示。20日 → 12日の想定
手作業依存の高い報告
合成データ3件/ 4報告
2026年度 実績(合成)
収集・加工の手作業割合60%以上
| 報告 | 現在(営業日) | 目安(営業日) | 手作業 | 情報源 | ボトルネック |
|---|---|---|---|---|---|
| 月次経営報告 | 8 | 3 | 65% | 7システム | 各部門がExcelで提出したものを経営企画で再集計している |
| 取締役会資料 | 12 | 5 | 70% | 9システム | 説明用の加工・体裁調整に日数がかかる |
| IR四半期開示 | 20 | 12 | 55% | 11システム | 会計確定待ちの制約があり、短縮余地は収集工程に限られる |
| 制度・規制報告 | 5 | 2 | 80% | 4システム | 所定様式への転記が中心。様式変更のたびに手戻りが出る |
短縮の原資は、人がつないでいる連携を自動化すれば、その分の時間が短くなります。IT資産の整理が経営判断の速さに直接効く部分です。
守りと攻め
IT投資の維持と成長の配分
維持に固定で出ていく支出を、どれだけ成長のほうに回せているかです
- 数値
- 推計(第1層由来)
成長投資比率
7.2%成長 2,250万円 / 全体 3.1億円
FY2026(保守=推計・施策=合成)
IT支出に占める、成長・変革に振り向けた額の割合
維持投資
2.9億円
FY2026(保守=推計・施策=合成)
年間の保守・運用コストに、維持のための施策投資を足した額です
成長投資
2,250万円
FY2026(施策投資・合成)
自動化・AI・可視化への投資
この指標だけは、第1層の解析データ(年間保守コストの推計)と施策レジストリから算出しています。 KPIの呼称はDX施策ポートフォリオと共通です。
前提
情報分離は「制約」ではなく「設計条件」
すべてのデータを統合するのではなく、制度上・組織上の分離を維持したまま、許容される範囲で連携する
- 区分
- 設計方針
得意先ブランド間
企画情報・取引条件は得意先ごとに分離する。他社の担当者に横断で見える形にはしない
関係会社間
各社の営業秘密に当たる情報は連携対象外。開示範囲は契約で定めた粒度に限る
協力工場の原価情報
加工賃・歩留まりは契約で定めた範囲でのみ扱い、工場間の比較は集計後に行う
個人情報(リテール事業の顧客)
利用目的の範囲内でのみ扱い、経営指標へは匿名化・集計後に反映する
本ページは構想デモです。掲載している経営指標・業績・リスク・報告日数はすべて合成データで、 実システムには接続していません(IT投資の維持・成長比率のみ、第1層の解析データからの推計)。 実際に何を指標に置くかは、経営企画・DX部門との対話で決めます。